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マリーデイタイムセッション

2006.10.09

三連休のなかび、日曜は午後2時から、茅ヶ崎MARRYで、サム氏のデイタイムセッションのホスト役させていただいておりました。ホスト役というのは、管楽器の立場では、私がメロをとるしかないだろ→私が始めて終わらすしかないだろう、となってしまうからなんですが・・・。

今回は、ピアノを急遽、しのりんさんにお願いして(遠路ありがとうございます)、いつになくジャージーなセッションに。

途中からjoinのゲストは、東京からお越しの、クロマチックハーモニカの研究会の方々。クロマチックハーモニカ、好きなんですよ。あれは実は一度だけ若いころにかじったことがあって、凝り性の私は、ほんの1ヶ月ほどですが、クロマチックハーモニカのスケール&パターン練習だけで、毎日8時間は費やしたことがあります。いわゆる機械的な練習なんですが。

んで、すぐにあきらめてしまった。なにせフルートやテナーで早弾きするのとは、労力が桁違いにちがう。フルートならフィンガリングすれば(つまり指さえ回れば)、パッセージを加速することだけならできるわけです。しかしハーモニカで、グルーヴを打ち出す倍テンフレーズなんて・・・と途方に暮れてしまったわけです。

クロマチックハーモニカでジャズといったら、もちろんToots Thielemansなわけで、16ぐらいの時、一度追っかけまでやらかしたことがあります。ケニードリューと来日したときに、虎ノ門ホールだったかな?を見て、なぜか宿泊先が東プリという情報をつかみ、タクシーで駆けつけたら、東プリのロビーのエスカレーターのところに、並んで立っていたんですね。トゥーツとケニードリューと、そして昨年亡くなったベースのニールスペデルセン。

すかさずトゥーツにサインをしていただいたんですが、残念ながら引越しを繰り返す中で紛失してしまいました(誰かにあげてしまった記憶もあるんですが、かなり無念)。握手してもらったペデルセンの手は、まるでグローブのような巨大さだったなぁ。

Toots Thielemansのライブでは、もちろんこの武道館が最高でした。NHKで放映された映像に、こんなところで再会できるとは思っていませんでしたが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=KkMPyRENwmI

まあそんななので、クロマチックハーモニカには思い入れがたっぷりある。いきおい今回のマリーでのセッションは、たのしませていただきました。最初マイク音量が足らず沈んでしまっていたんですが、二曲目で音量を上げたところ、まるでトゥーツが隣にいるかのような気分になれました。

ハーモニカの方は、某テレビ局のワイドショー?のプロデューサーを退職してから、8年ちかくハーモニカに打ち込んでいるということで、今後ますます味わいがでてくることでしょう。またやりましょう!

そしてハーモニカの勉強会にも最近入門したというボーカルの二美(ふみ)ちゃん、理知的な美しさが歌にもちゃんとのっかっていました。

・・・そんなこんなで、マリーで疲れ果て、結局、横浜にはいけませんでした。うーん残念!