ライミンさんがマリーさんの日記で目ざとく見つけたみたいですが、そうです、昨日は茅ヶ崎マリーのトラッドジャズライブの最後のほうにちらっとお邪魔しました。
スイングというかデキシーというかトラッドですねー。フルートはトラッドどころか40年代バップも場違いに聴こえます。
なぜならマイクが発達した50年代後半まで、フルートはジャズの世界ではソロ楽器ではなく、またマイクが発達してもかぼそい楽器なので、ペットやサックスといったホーンとバランスするためには、60年代チックにトリッキーにならないと存在感がないからなんですが・・・。
しかしじつはスイングの歌い方はすきなのです。バップが突然変異で生まれたときに、甘さがないといわれましたが、じつは私は甘いのが大好物。メロ楽器だけでどうやってスイング感をだすのかというとき、スイングの崩し方は非常に参考になるのです。
しかし、昨日の方々は、むしろトラッド。とくにクラリネットの寺田紀子さんは、茅ヶ崎に住むアーリートラッドのベースの大御所のご主人と連れ立って、たぶん20年代の音楽をずっとやっていたそうですが、スイングとかは新しすぎるという空気で、けっこう寺田さん自身は苦しかったそうです。
それが数年前ご主人が亡くなられて、スイングもするようになって、ますます幅が広がったそうです。私は北村英治より彼女のクラのほうが存在感を感じます。アーリートラッドを知り尽くしてるからだと思います。
そのご主人のお葬式は、今年で8周年の茅ヶ崎マリーの初期に、茅ヶ崎駅からマリーまで、ご主人の偉業をたたえてデキシーバンドが茅ヶ崎を練り歩いたそうです。
アルトの高橋三雄さんとは、一昨年暮れの追浜のニューオリンズチャリティー以来なのですが、彼はニューオリンズ名誉市民です。
ペットの方は、30年吹いていなかったのが、一昨年からリハビリ中というこで、私と同じですね。デキシーに参加したいそうですが、じつは、アートファーマーとかマイルスとか、できるだけ鳴らないほうのモダンペットがお好きなんだとか。こういうソフトなペットとはデュオりたくなりますねー。
とはいえ、きのうは駆けつけに、星に願いをやったら、チューニングをちゃんとしなかったので、楽器があったまり始めていきなり上ずりぎみで、いまいちですね(♪)。寺田さんのオブリがのどかでいいですねー、こんどフルートでトラッドをちゃんとやってみようかしら? あれは非常にむずかしいはずです。
おしまいはみんなでYou Are My Sunshine。私、コード譜も手元にないので、降りるといったら、やらされちゃいました(♪)。