最近のyoutubeは長時間ものがアップできるので、ジャズもライブ丸ごとの映像が沢山あっていいのだが、どうしても映像化されたジャズは、70年代のつまらなさを表面化しちゃうなー。名人芸を披露する巨匠も、ロリンズもショーターも、とくに4ビートにオーラがない。映像意識しすぎてるのかなー
posted at 06:58:59
フュージョンとかブレッカー以降の最近のとくにヨーロッパのジャズフェスの映像は、とても活き活きしてるのだけど、これは70年代の映像がサウンド以上に色あせてみえるからなのだろうか。いややっぱり70年代のジャズはつまらないなー。気持ちが入ってない興業ばかりで。フュージョンは面白いのに。
posted at 07:01:15
80年代のライブアンダーザスカイとか、オーレックスとか、斑尾とか、マウントジャズとか、バブル日本のジャズフェスは、興業を超えて結構熱い演奏が多いのだけど、やはり70年代は、みんな4ビート、やる気がなかったのが、映像化されると生生しく伝わって見てられないことがある。(・_・;)
posted at 07:04:44
しかし、70年代というのは個人的には良い時代の思い出なのだが、映像化されると、4ビートジャズに限らず、国内海外問わず映画やドラマでもなんでも、どこかボヤけた時代に見える。ベンソンのBreezinみたいな明るさもあるけど、何かしまりがない心象だなー。今の子にはどう見えるんだろう?
posted at 07:11:12
ジャズが興業でしかなくなったと言ったけど、何もかも作り物になったのが70年代なんだよね。ビートルズは本物でも、後はアイドルつくっちゃおうとか。ポップスになるまでの歌謡曲も。ドラマの演出もどこかわざとらしい。これはアメリカの映像にも感じるな。70年代はわざとらしいのだろうか?
posted at 07:14:57
70年代は明るくよい時代だったが、振り返るとジャズにかぎらずどれもこれも作り物の腑抜け、あるいは不自然に感じるツイートhttps://t.co/b5uByfaQ の続き。
posted at 23:24:52
ジャズの動画は70年代のジャズの停滞を可視化してしまう。あの時代に何か死んでいた。音楽が何かだ(たとえば心だ)と論じるのは無意味だ。しかし確かに生き生きとは感じられない、それが70年代の動画を見ると過ぎってしまう。それは作り物になった、と言い換えることも出来る。
posted at 23:26:06
音楽を何かだと論じるのは無意味だが、しかし達成感であることは事実だ。つまり奏者当人の問題で、聴き手はあくまで部外者だ。それを奏者の精神とリスナーが形容するのは虚しいが、しかし確かに奏者当人にとってはそうだっただろう。なぜなら70年代の音からはヤル気もオーラも感じられないからだ。
posted at 23:27:59
リスナーに共有されようがされまいが、ミュージシャン当人が頂上に達したら、それが自然とリスナーに伝わる、そういう自然さが70年代にはなくなってしまった。商業化され全部アイドル化された。しかし一方で、アイドルの気持ち悪さとは対照的に70年代は気持ちよかった。そういう齟齬、過渡期。
posted at 23:34:24
70年代の気持ち悪さとは、偶像の作り手が気持ちよさに気づいていない点に尽きる。じつはミュージシャンだけが独占する達する感覚、というのは、その言葉でしか表現できないからだ。リスナーが共有できるのも、もちろんミュージシャンの精神ではなく気持ちよさだ。それに気づくまでの停滞が70年代。
posted at 23:40:40
ところで、たいていそういう作り手は、自分が音楽の境地に達し損なって、子孫に託すように、誰かを育てるという感じだ。つまり、自分か子孫かという例のいやらしい問題が、70年代の気持ち悪さににじみ出てしまう。あの時代、子孫に託す親は、あまりよい親ではなかったのだ。
posted at 23:56:33
自分が敗北者なのに子供を育てる。自分が気持ちよさを体現できなかったから、子供を気持ち悪く育てる。そんな感じに70年代の偶像の作り手は、気持ち悪いもばかり作ろうとした。だから、偶像の外が豁然と気持よかったのかもしれない。逆に今は気持ちよさと偶像が渾然一体だ。
posted at 23:58:34