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今日のマリーはアナーキーフルーティズム? 都心のための停電大反対!

2011.03.23

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■蓮舫氏、サマータイム導入検討…電力不足に備え
(読売新聞 - 03月22日 15:51)

うーん、サマータイムかー。ガーシュインとか思いましたが、冗談通用しないぐらいやばいよね。夏になったら被災地のためではなく、都心の犠牲で半日ぐらい電気とめられる勢いよ。

3100万kwしか供給能力がないのに、夏は需要が6000万kwなんでしょ? 半分しか能力ないじゃない?

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103210361.html

計画停電長期化は予想どおりなのだけれど、都心の犠牲でこっちが停電ばかり。すでに、停電格差とか停電差別という言葉がでてきてますよ。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110322/dms1103221632020-n1.htm

それどころか、被災地の方から、そちらも大変ですね、みたいにみられ始めたんですが、誤解を恐れずいえば、首都圏も被災地でしょう、これじゃ被災地以上の被災地になりかねないよ。まったく何考えてるんだか。

被災地は他人事だから義援金ぐらい、みたいなこそばい風潮があって、むかついてきてるんですが、ぜんぜん他人事じゃないとおもうんだけどこれ。

NHKが解説してたけど、一ヶ月、計画停電やると、1兆円の損失がでるらしい。日本経済なんでやばくならないの? いやーふてぶてしいねww こっちなんて停電であっぷあっぷだっつーのにねー。

とにかく、都心や停電除外のエリアの犠牲で節電や停電という事態なのに、それを被災地のための節電とか言う空気になったり、もうめちゃくちゃです。

さっき、グーグルが本社機能を大阪に移転というツイートをみましたが、もうとっとと都心でてってほしい、悪いけれどすごい迷惑。故郷のある人はみんなUターンしてくれー、たのむから。

アナーキーにいえば、都心のために節電とか、絶対にしてやらん、がんがん使うよ、とおもってしまうほどです。いやほんと。

それだけ今回の停電は、供給不足という問題より、都心だけ優遇で首都圏の周辺部を見捨てる、異常事態です。

夏は都心の犠牲で、6時間どころか半日ぐらい電気とめられそう。冗談じゃないです。逃げ出したくても逃げ出せないので、ひたすら都心のための節電だけは、拒否りつづけてやる、とアナーキーな気分満載です。

と、こんなことツイートしてると馬鹿がアナーキーを不穏と誤解しそうなので、ツイッターのアカウントを分けました。停電関係は、あんちでんこ

http://twitter.com/#!/antiteiden

さて、そういう中、停電時間帯が重なると中止だったんですが、明日の茅ヶ崎マリーライブは、ぎりぎり停電時間帯からはずれるので、いまのところ予定通り開催します。

今回は久々の阿部紀彦氏のピアノとのカルテットで、ガンガンいきますよー。

なお、第2グループ停電、夜の部が8時20分までなので、夜の停電がきた場合、すこし押してスタート予定です。今回はアナーキーフルーティズムになっちゃうかも、いやごめん!


03/23 (Wed 水 20:30~
大本薫Jazzing Flute Live
Fl 大本薫 Pf 阿部紀彦 Bs 上田基 Dr 中屋啓之
茅ヶ崎マリー
チャージ2500円(1ドリンク1000円こみ)
http://www.sunamajiri.com/

3/23水曜の茅ヶ崎マリーライブは予定通り

2011.03.22

先日の日記で思わず祈りになってしまいましたが、言及したお友達は、その翌日、宮城県で無事だというご連絡を本人から頂きました。職場の二階に避難して無事だったそうです。ほんとによかった、祈りが届いたのかしら?

ところで、今週は水曜日、茅ヶ崎マリーライブなのですが、先日マリーさんより電話があり、当日は、計画停電の時間帯が外れているので、予定通り、とのことでした。

うちのスタジオも茅ヶ崎マリーも、計画停電の第2グループです。

ということで、ガンガンいきます!

それにしても、停電の長期化、やはり深刻なようですね。

東電の計画停電、今夏・冬も 大規模火力発電所、被害大
http://www.asahi.com/business/update/0321/TKY201103210361.html

どうも現実逃避な情報では、節電は被災地のため、とかいうデマになってるんですが、東京が電気食い過ぎだから、停電してるだけのこと。いい加減、東京は自重してもらいたいですね。

とはいえ、夏に6時間ぐらい停電しそうで、これは逃げ出すしかないかもなー。

親友の被災、ノートルダムのミサ、計画停電。

2011.03.18

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寒い朝。そして(内外メディアの温度差とかもあり)、不安な朝です。

大切な友達が宮城県東松島で消息不明と昨日知り、ショックを受けています。しかもよりによって、この寒さです。避難所にいても凍死しちゃいそうなはず。

去年秋のパリで、ノートルダム寺院のパイプオルガンがすばらしく、Youtubeにアップしたんですが、その親友がとってもよろこんでくれていました。

そのノートルダムで、被災者ミサが行われたそうです。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5675

宮城の親友のMIXIのプロフィールにはこう書かれています。

  音楽のかけらは
  そこらじゅうに溢れていて

  わたしのこころのままに
  かけら達は音楽を奏でてくれる

どうか神様、彼女を助けてあげて!

そしてもう一つ不安なのは、電力不足の長期化。大地震の時はほんとにこわく、長く強い揺れで、建物が壊れる恐怖をかんじました。しかし、すぐに神奈川は、被災地になることなく済んだ、という雰囲気になりました。

しかし、週明けからじわじわ影響が深刻化して、たぶんこれからより深刻化するでしょう。

それは長期的な電力不足です。なぜか周囲で計画停電は一過性の物と楽観してる人がいてびっくりしたのですが、その人達の根拠は、東北の被災地のために節電しているから、落ち着いたらこの騒ぎは収まる、と思いたい、という意識があるからなのかな、と感じました。

しかし、電力不足はこれからより深刻化し、長期化は避けられそうもないです。東電は4月末と言っていますが、もちろんそれは当面の予定のことで、その後深刻化するので、そのときまた考える、という程度のものでしょう。

周囲の方々が、外国人だけでなく日本人も、西日本や国外に脱出しはじめています。放射能の恐怖が直接の理由でしょうが、それよりも停電の長期化で、社会不安を恐れてるからだと、すごく心配しています。

さて、こんな怖い話をしたあとですが、当面ジャズフルート教室は予定通りです。さすがに遠方の生徒さんが今週は延期になりました。

東電が4月末と発表している計画停電ですが、スタジオは第2グループです。一昨日は夕方、昨日は昼過ぎに3時間とまり、たぶん今日は昼過ぎと夜、計6時間停電の予定のようです。

茅ヶ崎市のHPに、時間帯がでています。
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/

つきましては、停電中はレッスンはむずかしいかもしれませんが、それ以外は、他の商店のように、通常営業中wです。

フルートを吹ける方のジャズレッスン募集再開します。

2011.03.01

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昨今、多忙のため、フルート教室の募集を一時中止したりしていますが、3月から若干の余裕ができましたので、フルートを吹ける方、向けのレッスンは、若干名募集を再開します。

なお、これからフルートをはじめたい、というフルート超初心者向けの「初めての笛」レッスンは、多忙のため現在募集を休止しています。どうしてもという方は、ジャズもわかるセンスのよい先生をご紹介できますので、ご相談ください。

募集するのは、クラシックやブラバンで、フルートは吹けるが、ジャズのアドリブは、書き譜でしか吹けない、コードをみてアドリブができないというジャズ初心者や、ボサノバやラテンのアドリブはできるが、ぜんぜんジャズらしくできないという、上級の方までを対象とした、ジャズ・ポピュラーフルートレッスンです。

なお、新規募集分からは、レッスン料システムを改正させていただきました。

詳しくはレッスンシステムのページを御覧ください。
http://www.sunamajiri.com/lesson-system.html

写真は、オリジナルでつくったお月謝袋です。

はじめに音楽ありきになれないフルートの人たち

2011.02.24

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ツイッターでのつぶやきの載録。

フルートの生徒さんとの雑談。フルートの人ははじめに音楽ありきの人がすくなくて困る。きれいな音をだすとか楽器とかそういうオタクがおおくて、グルーブの心地良さとか、そういうところからアプローチしてこない。だからいつまでたっても音楽にクラシカルな認識でしかアプローチできない。(7時間前) Twitterから

雑談2。フルートの前に音楽ありきになれないのに、フルートでなんとなくジャズがかっこ良さそうとなる。だけれどスケール練習とかはやらない。それなら書き譜でビックバンドを薦めたくなるが、フルートオンリーだとビックバンドに居場所がない。ジャズっぽいこと、といわれても・・・(7時間前) Twitterから

所詮笛はクラシックでも効果音。音楽の主要部をやるためには、交響曲を小編成にアレンジしたり、独奏になったりするが、そういうフルート音楽ばかりに興味を持つと、今の音楽のグルーヴとかビートとか、主要部に関心がいかない。でもなんとなくかっこ良さそうだから、というのでスケール練習しろとw(7時間前) Twitterから

はじめに音楽ありきという、幸福感をフルートの生徒さんにもっとわかってもらいたい。笛で音を出す前に、もっと音楽を聴いて楽しもう。そして楽しい音楽をどんどん吸収しよう。そこからはじめてジャズフルートの可能性が出てくるのよ。エチュードをもらえると思うレッスンは絶対にだめ。(6時間前) Twitterから

極論すると、ソノリテで笛の音を高める前に、音楽を聴く耳、その楽しさを養わなきゃだめ。とくにフルートは音楽の主要部ではない。だからこそフルート以外にある音楽というものを、もっと楽しんでほしい。そうしないといくらソノリテしたって、楽の音はでないんじゃないの?(6時間前) Twitterから

頂いたコメントとレス

Haさん

聞きかじり、読みかじりですが、ソノリテなどフルート奏法のメソッドを確立した巨匠モイーズも、何よりもまずは音楽ありき、で、よりよい演奏をと追求していく中に音色とかフルート奏法とかがあって、みたいな事を、モイーズ限らず、ジャンル限らず、巨匠の皆さま異口同音で語ってますね。(2時間前)

かおる♪フルート

そうそう、音楽が好きなんじゃなくて、フルートが好きなだけの人って、ダメ人間にみえちゃって・・・・・www だってフルートだけだとフルート音楽にしかならなくて、そんなのマニアしか感動しないんだし。もっとグルーヴ、もっとビートとか、クラシックでもおもうからなー。(1時間前)

Hさん

とかいう私も「フルートが好き!」から始まっておりまして、今でこそ「音楽ありきで手段がフルート」になりまし たが、そこの境界線みたいなのを行ったり来たりしていましたなぁ。。かおる♪フルートさんにはない感覚ですよね(^^;;(29分前)

かおる♪フルート

たぶんいわゆる音楽好きなら、あえてフルートは選ばないからなー。そういうこと意識する前にたまたま笛ふいてたという感じで。いまなら選ばない気がするというか。中川昌三さんが私の顔みると、フルートは嫌いだ嫌いだといいまくるんだけれど、だからわかってるよとwww(6分前)

ぷかぷか、ふわふわ、浮遊感大好きなので・・

2011.02.24

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浮遊感のない音楽なんて・・・・。ジャズだってバッハだって浮遊感があるから音楽。

ということで・・・・・そう、お空をとぶのが一番好き。ふわっと浮いてるのが好き。ふわふわ、ぷかぷか・・・・・。ということで久々にはまっています。フライトシム。

スイスアルプス。

10月にいったジャックさんの、フランス、ローヌ地方にある、お城の界隈を空中散歩

タイルプロクシーというフリーソフトで、フライトシムにグーグルアースの衛星写真をレンダリングできます。

旧世代のフライトシムだと、衛星写真はちょっと移動するとボケボケになっていたんですが、ふわふわじゃなく、すいすいフライトしてても、ちゃんと描画(レンダリング)されるから、もう天国!

こちらはキーウェストからマイアミ


こちらはオランダからパリへ降下するまでの20分間


こちらはパリの空中散歩。ベルサイユ宮殿からパリ中心、そしてシャルルドゴール空港です。

もう、おうちにいながらにして、世界旅行気分で、とっても満足です。しかもグラフィックスがとてもキレイ! 

こちらは、羽田から九州へ、国内線も、なかなかいい気分。

映画でみるCGは、一こまずつ絵を何時間、あるいは何日もかけて、コンピューターが計算してレンダリング(描画)したのを、アニメのように動画にします。

それに対して、フライトシムは、リアルタイムにレンダリングされるCGとしては、いまのPCの性能のMAXです。まともに動かそうとしたら、電源だけで850W級のPCになってしまうかも。

日本でも10年ぐらい前までは、フライトシムがパソコンソフトのベストセラーで、PCショップにいくとフライトシムの専用棚が必ずあるほどだったのに、いまや日本人には見向きもされません。

でも欧米、とくにヨーロッパ人には根強い人気で、どんどん新技術、新データがリリースされています。日本人はだーれもやらないんですが・・・・ww

日本ではコンピュータというと、ロボットとか、人工知能とか、ナレッジなんとかとか、そんなかんじになるみたいですが、西欧人は、俺様のための世界をコンピューターがバーチャルに作れ、という感じで、カルチャーが根本から違うと思う・・・。

こちらは私の作品ではないですが、同じくタイルプロクシーで飛んだヒマラヤ。

この寂寥感は笛のアドリブに似た快感があります。

どうですか? あなたも音楽するみたいに空中散歩してみませんか?ww

いやージョージシアリングいかないでー

2011.02.15

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ニュースによると、ジョージシアリングがバレンタインデーに他界したそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110215-00000625-yom-peo

O氏と人生最後に聴きたいアルバムは、シアリングとメル・トーメのエレガントイヴニングだ、と偶然の一致をしていたんですが・・・
http://www.amazon.co.jp/Elegant-Evening-George-Shearing/dp/B0000006FQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1297765664&sr=1-1

お葬式ではかけてもらおうとおもってたのに、自分より先にみんないってしまうなんて、まるでアウトオブ想像力でした。

この曲もレコーディングはシアリングでした。ナット・キング・コールが、ジョージの代わりにピアノソロとってるのがお茶目。この鳩さんソング、よくくちずさむんですが、ほんとにジョージがいなくなってしまったよー。

これでTOOTSが天寿を全うなどしようものなら、もう聴きたい音楽は地上にはなくなるだろうなー。

くしくもきのうグラミーのニュースが日本のテレビを騒がせましたが、もう地上には口を半開きにしたガキのオリンピック音楽しか残ってないみたいでとても寂しい。あんなキモイ演奏に感動できる感性が、もうまじに理解できん。もう人生おわったのかなwwww いやグラミーが終わりまくったというべきかwww

メル・トーメもとっくに他界してますが、シアリングさん天国でたくさんデュオってねー、近いうちに聞きに行きますwww

ピーターソンみたいに間違っても日本に転生なんかしないほうがいいよー。ろくなとこじゃないからwww みんな天国でまっててねー。

スタジオ真裏の時代遅れの公共工事で

2011.02.06

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夜型でないジャズミュージシャンほど気持ち悪いものはない。もちろん私も、午前中はまずベッドの中にいないと、演奏も体調も崩すんですが、現在住居を兼ねているスタジオの真裏に茅ヶ崎所有の空き地があり、そこに公民館と保育園をたてるのだそうで、その工事が年明けからはじまりました。

どうにかこれまでは、それほど騒音という感じもなく、午前中でも寝ていられたのですが、土曜日から重機が入り、本格的な杭打ち工事の工程に差し掛かったようです。

とにかく、土曜日は朝からずっと地震のような振動にみまわれていました。

それが明朝から当分本格化するようなのです。

それで、うちのジャズフルート教室は、午後遅くから夜間まで、というのがパターンだったのですが、この一番すさまじい工事の時期は、夜遅くというバージョンをやると、早寝して早起きできなくなる。

それでまだ今月来月予約いれていない生徒さんにお願いですが、この期間だけ、いつもより早めのレッスン開始時間に、調整したいとおもっています。

これじゃ精神体力とももちません。

それにしても、茅ヶ崎市といえば、大企業の工場の大量転出などで、財政難がますます深刻なはずなのに、なんと耐震性を理由に、市役所と、さらに豪華なことに市民ホールまで、全面的に立て直す工事をやっている。

そして、とってつけたように、うちの真裏の鳩さんのいこいのばだった空き地をつぶして、わけのわからない公民館と保育園の複合施設を建てるらしい。

茅ヶ崎は心の街だからなんだそうですが、私からみると茅ヶ崎といえば土木というイメージだったので、案の定という感じ。施工は湯快爽快でブレイクした地元の亀井工業。家のすぐ先に社長の豪邸が広がっています。お殿様みたいですね。ヨーロッパにもお城を一つぐらいいかがですか? なんならご紹介しますよ。スイスのプライベートバンクとかもぜひどうぞ。

財政難もそうですが、よくいわれる話に、茅ヶ崎南口エリアの、保存樹林とか空き地というのが、どんどん民間によって潰されていく。それを公共工事でさらに助長するという、茅ヶ崎市の心はいまいち理解できない。

さらに、茅ヶ崎の郷土史に詳しい知人によると、茅ヶ崎には明治以降、様々な文化史跡がある。しかし、茅ヶ崎市という行政サイドは、そういう史跡や文化ということに、頓着なく、どんどん区画整備したりするどころか、郷土史を図書館に正確に保存するという事業にも、なるべく予算使いたくない、そんな価値観でいっぱいなのだそうです。いわゆる非文化的な茅ヶ崎市というニュアンスがひしひしと伝わってきます。

茅ヶ崎市といえば、加山雄三で有名なパシフィックホテルが破綻した時代に、西武が海岸にヨットハーバーや一大リゾートホテルを建てる計画があったそうですが、そういうものをつくるとなると、葉山マリーナや逗子マリーナや披露山の鎌倉市や逗子市とちがって、すぐに怖気づく、というのは有名な話。

なにしろ、一昨年東横インができるまで、ビジネスホテル一つ、茅ヶ崎市にはなく、工場が多くて出張で来るビジネス客がいるにもかかわらず、宿泊はとなりの平塚か藤沢にいかないと、できないという妙な街だったのです。どうやらパシフィックホテル破綻によるホテルトラウマとか、開発トラウマがあるらしいのです、茅ヶ崎市には。

にもかかわらず、工場の誘致はすさまじく、茅ヶ崎の北口は工場だらけだったわけです。それがこの経済のグローバル化で、工場がどんどん中国などに移転してしまう。ざまあみろってかんじよね。時代遅れの政治するとそうなる。

それでいま北口は工場跡地に巨大なマンションの誘致ブームになっている。ある工場跡地は土壌汚染が深刻で、マンションたてられないのでは、といっていたのに、大手不動産がリゾート地のようなライフスタイルを、とかいう取ってつけたようなキャッチコピーで高級マンションを建設中です。地元の人は怖がって住むどころか近寄りもしないエリアなのに、アセスメントとかいって非科学的に誤魔化せたらしく、東京人をたぶらかす魂胆らしい。

たぶん、それで住民が増えて税収が増えると当て込んだとしかかんがえられないのだけど、やたらと今、茅ヶ崎市は時代遅れ甚だしい箱物行政ラッシュになっています。

財政難なら財政出動、というマクロ経済の応用のつもりなのか、経済学や物理学の法則が茅ヶ崎市だけ違うのか、かなーり理解に苦しみます。

心の街茅ヶ崎って、なんかとってつけたような言い方をするのも、かなーり気にくわないのですが、ほんと茅ヶ崎の議員や行政はセンスないね。とても首都圏とは思えない田舎者丸出しで、東京生まれとしては、もう我慢の限界なんですが・・・w だから辻堂の人間に、茅ヶ崎は土地柄が悪いとかいまだに言われるのよ。

教室新規募集の休止と新規の料金について

2011.02.04

おかげさまで、ジャズフルート教室、多忙につき、2月後半からの生徒さんの新規募集を一時、中止させていただきます。

なお、特別レッスンとして、単発レッスンは引き続き、私の身体があいている限り、お受けいたしますので、お気軽にご連絡ください。

また、新規募集分のレッスン料は大幅に改正させていただきます。

ご存知のように、東京に比べて地方の音楽教室のレッスン料は安価で、私も神奈川の音楽教室の料金を参考にレッスン料を決めていたのですが、ジャズフルートという専門性のためか、地域の生徒さんはほとんどおらず、東京や千葉埼玉といった関東一円、さらに東北や北海道という遠方からの生徒さんが大半でした。

私の個人レッスンの料金は、東京のレッスン相場の半額以下のようで、生徒さんに驚かれることが多々あったのですが、これは地域を意識したためです。

しかし、その必要性が感じられていませんので、新規募集分からレッスン料を適正化させていただきます。

特別レッスン以外の新規募集に関しては、数ヶ月ぐらいお待ちください。またご案内させていただけるとおもいます。

レッスン心得 ジャズフルートのはじめ方 Ⅰ

2011.02.02

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■通用しない常識

フルートはジャズのメインの楽器ではありません。そのためか、ジャズ習得の常識が、なかなかフルートの人には通じない、あるいはジャズ習得が不器用だ、と言われることがよくあります。他のギターやサックスの人にとっては、あたりまえの練習法を、フルートの人はやらないのです。それでジャズが習得できる道理はありません。

その原因はフルートには手本がない、ないしは少ないということがあります。

ギターやサックスの人には、自分が憧れるアイドルのプレーヤーがいます。そのプレーヤーを必死にコピーし、技を盗み、同じような演奏をしようと努力し、その過程で、コードやスケールの習得法、アドリブの構成法、他のパートとの約束事、音感、等々、ジャズ演奏にとって、必要な基礎が、自然と身についていくのです。

ジャズの基礎は、戦前のトラッドジャズ(デキシーやスイングジャズ)と、戦後のモダンジャズ(バップやコンテンポラリージャズ)に、大きく分かれるのですが、まずトラッドジャズにフルートは皆無でした。

トラッドジャズがジャズの基礎であるのは、ジャズは即興がメインですが、その即興の基礎が、コールアンドレスポンスから来たものであったためです。

コールアンドレスポンスとは、サックスプレーヤーが即興的に吹いたリフ(フレーズの断片)を、すぐにトランペットプレーヤーがレスポンス(反応)として、追奏するという、黒人音楽の基本になっているものです。ところがこの時代に、フルートは登場していない。それは裏をかえせば、フルートでは、音量や音色が弱く、十分にレスポンスができなかった(したとしても、聴こえなかった)ということが最大の理由です。

戦後のモダンジャズは、こうした掛け合いではなく、ソロとして一人でアドリブを完成させるスタイルが主流になります。しかし、今度はドラムが細かい反応をするようになったため、ドラムスに音量や音色的に対抗できないフルートは、やはり当初は出番がなかったのです。

歴史的にフルートは、サックス奏者の持ち替え楽器として、味付けのようにでてきます。つまり名脇役として登場するのですが、そのために、それだけを手本にすると、今度はジャズの基礎が身につかなくなってしまうのです。名脇役は主役があってこその存在だからです。

このように、お手本が、ジャズのメインストリーム(主流の演奏)に存在しないため、フルート奏者はジャズを自発的になかなか習得しずらいのです。名脇役になるのは一番大変かもしれません。

レッスンでも、フルートの方は、なぜかエチュードをこなすのがレッスンだと思ってしまっている方がいます。しかし、他の楽器の方は、ジャズの習得では、まずそういうレッスンはやらない、と心がけてください。

■コードやスケール

ジャズはアドリブをするのが目的の音楽といってよいでしょう。そのためには、いくつかの約束事を身につけなければなりません。その第一歩が、コードやスケールなのですが、フルートに限らず、単線楽器である管楽器の人は、とくにコードの習得で難儀します。

しかし、考えても見てください。ジャズが使っている西欧音階には、12個しか音がないのです。コードもスケールも、いろいろな名称があって、とても12個とは思えないかもしれませんが、なるべく単純化して、覚えてしまったほうが得です。

結論から先に言うと、スケールもコードも実は2つの系列しか存在しません。コードネームでいうと、ドミナント(7)か、そうでないか、というだけの区別です。これはジャズが終止形が発明された以降の音楽だからです。

ドレミファソラシを7音階(ダイアトニック)といいます。その中でドが最初の音(1度)と認識されたのは、バッハ以降、モーツァルトがドミソという和音を発見してからのことです。ドミソ、ソシレ、ドミソというのは、少学校で礼をするときのピアノ伴奏ですが、これを終止形(カデンツァ)といいます。

ジャズはあくまでも、この二つの和音(コード)の違いを利用しているだけです。そして、オクターブの中には12個しか音ががない。つまり12の終止形を、フルートで覚えてしまえば、どんな曲でもアドリブすることができるようになるのです。

こうした、コード理解を還元法といいます。物事は単純化して覚えるべきです。とくにコードで伴奏(バッキング)するわけではないフルートという単旋律(シングルノート)の楽器での、アドリブは、コードは還元法で覚えるべきです。

そのためにも、さらにはスケール練習のためにも、五度圏を真っ先に覚えてしまいましょう。

■まずはメロディーフェイクから

ジャズアドリブの第一歩はメロディーをくずすことからはじまります。これをメロディーフェイクといいます。ジャズのソングブックをフェイクブックというのも、元メロディーは音符どおりではなく、フェイクしえ演奏するのがあたりまえだからです。

ジャズはコールアンドレスポンスから生まれたといいましたが、もう一つ重要なのが、元メロディーをフェイクする、という感覚なのです。

これは、ミュージカルソングなど白人が流行させたソングを、黒人ミュージシャンが華麗に演奏するときに、元メロディーを料理する必要があったことから生まれました。

そのフェイクの技法の中で、ジャズらしいシンコペーションなどのリズムや、アクセントを多用したことで、フェイクでもジャズらしさを感じさせることができたのです。

しかし、このメロディーフェイクが実は一番難しいともいえます。譜面をみてしまうと、四分音符は四分音符のまま吹きたくなってしまうものです。それを自分のリズムで、崩すというのにはコツがいるのですが、それこそがお手本を必要とするのです。

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