記事一覧

トップ > 2025年05月19日

クドケ「クドケ 3」に新文字盤。独創的な時刻表示と職人技をさらに際立たせる

クドケ「クドケ 3」に新文字盤。独創的な時刻表示と職人技をさらに際立たせる
  ドイツの独立系ブランド、クドケが「クドケ 3」の新バリエーションを発表した。ユニークな時刻表示機構と緻密な手彫り装飾で知られる本作に、さらに芸術性を高めた文字盤が加わった。2025年3月31日からジュネーブで開催されたAHCI マスター オブ オロロジーにて初披露された、ブランドのクラフツマンシップと美意識を象徴するタイムピースとなっている。

  

クドケ「クドケ 3」に新文字盤。独創的な時刻表示と職人技をさらに際立たせる
  独立系時計師ステファン・クドケが率いるドイツのクドケは、同ブランドを代表する「クドケ 3」に新たな文字盤バリエーションを追加した。本作は、2025年3月31日から4月5日までジュネーブで開催されたAHCI マスター オブ オロロジーにて公開された。

職人技と詩的な表示が融合したタイムピース
  
手作業で施されたフレーク加工が施されたプレート。気の遠くなるような作業の果てに生まれた。

  新たに発表されたクドケ 3の特徴は、プレートに施された芸術的なハンド・エングレービングである。手作業によるフレーク加工が施され、小さなフレーク状の質感を丁寧に削り出すことで、文字盤に独特の深みと陰影を与えている。この技法は高度な技術と多大な時間を要するため、ひとつひとつが唯一無二の仕上がりとなる。

  
プレートがロジウム仕上げのモデル。静謐な印象を与える。

  さらに、シルバー仕上げの下段文字盤と、イエローゴールドもしくはロジウム仕上げのプレート、チャプターリングとの調和も見どころだ。時間表示には、3本のアームを備えた特殊な時針を採用し、3分割された時間プレートを回転することでユニークな表示形式を実現している。分表示は伝統に則り、リング状のインデックスとブルースティール針で示される。

伝統的な造形と現代的な感性が同居
  ケースは39mm径のステンレススティール製で、全面ポリッシュ仕上げが施される。クラシカルなオニオンリュウズと厚さ10.3mmのプロポーションが、快適な装着感と美観を両立させている。

  
インフィニティ・シンボルが手彫りされた手巻きムーブメントCal.1。

  搭載するのは、手巻きムーブメントCal.1。受けには手作業でサテン仕上げが施され、テンプ・コックにはブランドを象徴するインフィニティ・シンボルが手彫りであしらわれる。ケースバックからは、その仕上げを鑑賞することができる。

  クドケは、芸術性とクラフツマンシップを融合させた個性的なスーパーコピー 時計作りを信条とする。新作クドケ 3もまた、その哲学を体現する1本といえるだろう。

  
クドケ「クドケ 3 フレーク」
Cal.1(手巻き)。18石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径39mm、厚さ10.3mm)。5気圧防水。253万円(税込み)。

  
クドケ「クドケ 3 フレーク」
Cal.1(手巻き)。18石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径39mm、厚さ10.3mm)。5気圧防水。253万円(税込み)。