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自責化する日本語

2012.06.05

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2012年06月02日(土)
http://twilog.org/sunamajiri/date-120602

RT @LitoSnowfield: @sunamajiri 何となく、スピノザさん→国分さんの流れの中で日本語の…sunamajiriさんがご指摘なさった…逆転が見えてきたように思います(*^o^)> ふと…架空の書籍の評論集の「完全な真空」という作品を思い出しました(笑) http://t.co/bXcLyzTK
posted at 23:58:56


2012年06月03日(日)
http://twilog.org/sunamajiri/date-120603

自分は社会人じゃないから、ブッキッシュに本(小説文学)の中に本当の実存を探すんだ、といって気が狂う人が周りで後が立たない。どうやら彼らは、「自分」はなるものだ、という病気らしい。一人は強烈なマザコンだった(母親がすごいプレッシャー源)、それで結局実存になれない。イロニー?
posted at 00:07:49

さっきのマザコンさん、私より一つ上でもう50だが、どうも3~4つ下に断層があって、筒井が笑えなくなる世代が出現してると、いつも話していた。@LitoSnowfield 一時期、筒井康隆さんの影響で実験的な小説ばかり読んでいました。“ん~…分からない。わはは(笑)”なノリに近い~
posted at 00:15:55

メタフィクションじゃないが、そういうの楽しむのが文学じゃないの?と思ってたら、人生を学ぶために文学があるとか思い込んでる世代が出現したみたいなのよ。あれは驚天動地だって。その筒井のどこが面白いんですか?と言ったアラフォーさん、真剣に人生を問い詰めて出家したいとかいってた。
posted at 00:31:05

RT @LitoSnowfield: @sunamajiri 大雑把に言えば、筒井さんは設定や状況で笑って、今の流行りは登場人物のキャラクターで笑う…みたいな違いがあるのかも知れませんね(*^o^)> 文房具が宇宙船にのって彷徨う“虚構船団”も「どこが面白いの?」になりそうです(笑)
posted at 00:31:21

なるほど、文学が言葉遊びじゃなく、アイデンティティー探しなのね。そういえばそういうがよく御大手予備校の模試でだされるなー。で皆解けないw @LitoSnowfield 大雑把に言えば、筒井さんは設定や状況で笑って、今の流行りは登場人物のキャラクターで笑う…みたいな違いがあるのかも
posted at 00:36:04

そうそう、哲学だってそういう言葉遊びに近いものがあるのに、真に受けて自分探しとかしちゃう人が出てきてる。あれは危ない。(・_・;) @LitoSnowfield 文房具が宇宙船にのって彷徨う“虚構船団”も「どこが面白いの?」になりそうです
posted at 00:37:02

哲学概念を観念、つまり言語操作の遊戯みたいに思えないで、自分探しがそこから出来ると思い込む危なさって、筒井が断筆宣言の時に問題になっていた、ポリティカル・コレクトネスのような言語の硬直と同じね。結局、読解力がないから、ポリコロしか眼中になくなる。単なるバカw
posted at 00:42:42

RT @LitoSnowfield: @sunamajiri ああ~~(*^o^)ノシ☆ だから自分探しで自分が見つからなくて自責化するのかっ! …なんて(笑) 何か真面目というか一途?なのでしょうね…。自分はそこにただ在るだけなのに。古典の“青い鳥”でも描かれているように…(*uou)>
posted at 00:46:03

そうそう、自分が悪いんだ悪いんだって生真面目にいってるでしょ? それをアラフィフあたりは、はぁ?って。@LitoSnowfield あ~~(*^o^)ノシ☆ だから自分探しで自分が見つからなくて自責化するのかっ! …なんて(笑) 何か真面目というか一途?なのでしょうね…。~
posted at 00:47:40

究極的に弄ってるからね。言葉の最大値が多いよ、無限とか、必然とか、永遠とか。読解できない子は、なんでそんな言葉が出てくるのか理由もわからず、無限とか考えて出家しちゃうのかな?@LitoSnowfield 哲学も言葉遊びの延長(*^o^)> 確かに色々と弄くりまわして発見してしまう
posted at 00:51:33

ちょっと違うけど、こういう模試が最近やたら多い。読書で人生勉強するな、という評論ね。もちろん文学で自分探ししたら不正解で大学入れない、という模擬試験ww (^-^)/ http://t.co/ogY6wiSo @LitoSnowfield
posted at 00:54:16

まあ文学や哲学を言語遊戯のように軽くとらえられないのも、女子が男子に重い物つきつける、へんな時代だからなのかもねー。もっと軽く考えられないものなのかしら? 軽さと重さよ。趣味判断じゃなく、重量判断(^-^)/
posted at 00:56:14

そうそう、自分が悪いんだ自分が悪いんだ、って言い続けるのよね。バカか病気w RT @LitoSnowfield: あ…対立項が読めないから、自分の言動と他者の言動の混乱が起こり易いのかも知れませんね~…(*uou)> 自分は探せないのに力技で正当化する傾向もよくお見掛けします
posted at 01:01:49

あの筒井とかが危険視した生真面目な世代がほんとに跋扈しはじめたのよ。読解力もないし。あれはほんとに自分探ししちゃうよ。たぶん彼らにはわれわれは理解できないのじゃないか、と最近感じる。
posted at 01:06:28

生真面目は思惟する属性になるよー。アイデンティティーして重い物背負わされるよー。自分がすべて悪く思えちゃうよー。(^-^)/ そういう生真面目→重たい、というのが日本の病理かな?
posted at 01:08:18

RT @watarihoukou: @sunamajiri @LitoSnowfield 自分を責めたら問題解決できるという幻想。せいぜい誠実さを演出できるだけ。自分を苛めたら世界が変わる、または救えるという所まできたらもうビョーキ。
posted at 01:08:42

ですね。私の知り合いの入院しちゃうまでいくひとが、世界を救いたがっていた(・_・;) @watarihoukou 自分を責めたら問題解決できるという幻想。せいぜい誠実さを演出できるだけ。自分を苛めたら世界が変わる、または救えるという所まできたらもうビョーキ。
posted at 01:09:20

そういえばその自分が悪い→哲学は存在論的言葉遊びではない、というすぐ入院しちゃう御仁が、ついに演繹だか帰納だかしたら、自分がキリストだとわかった、あなたが神だから、と電話してきた翌日、入院しちゃったなー(・_・;)
posted at 01:10:46

https://t.co/RqYS66Wb そういえば、人生で始めて神といわれたなー。全然うれしくなかったけど。言った人はカント学者の弟子のメルポンティープロパーさんだったが(・_・;)
posted at 01:15:27

RT @LitoSnowfield: @sunamajiri あはは(*^o^)> そういう世代にとってはお説教のような模試ですね(笑) 物語…虚構…を読み続けて、以前は同一化を卒業する時期が来るものですが。反面すぐに“ヤラセヤラセ”と言い出す反転のような現象が興味深いです(*uou)>ムゥ
posted at 01:18:44

そうなのよ、人生勉強だとおもってるからね。一番すごかったのは、読書の仕方を教えて下さいというので、本屋で好きな本選んでこいといったら、自己啓発本を買ってきた子。目も当てられなかった。でもそれより目も当てられないのは、啓発本以外で啓発されちゃう人。 @LitoSnowfield
posted at 01:21:06

2012年06月03日(日)
http://twilog.org/sunamajiri/date-120603

TLに生活保護が家族扶養のモラルの問題ではなく、バブル以降政治家が雇用を創出しないモラルの低下だという話が流れているが、昨晩ツイートした、文学や哲学を真に受けて自責にとらわれる世代の出現も、シンクロしてるよね。https://t.co/rjaMSsBC
posted at 13:48:12

RT @yutakioka: そして、他の社会保障などを整えれば、必然的に生活保護も減る。生活保護受給者が増えてるのはモラルクライシスではなくて、他の社会保障制度が機能しなくなってきていることの表れに過ぎない。
posted at 13:37:28

RT @yutakioka: そうですね、その大前提はバブル崩壊とともに崩壊しましたね。 RT  @yoshino 制度設計の大前提『ワーキングでない故にプア』が崩壊したからですかね
posted at 13:38:36

RT @kazukazu881: いつから政治家の仕事は上から人々に仕事の選り好みをするな、働け、さもなくば社会保障を打ち切るぞと脅迫し人々を奴隷化することになったのかしら!政治家の本来の仕事は雇用の創出と労働環境の改善だろう、バカタレが!
posted at 13:40:21

それゆえ、現代文(国語)でも、最近は、文学は人生勉強とは別だ、と読ませるテクストが豊富になってきている。https://t.co/xmogjZYI
posted at 13:51:46

読解力がないと、自分が悪いんだと自責する人間が作られ、たとえば生活保護でも家族が扶養しないのが悪いという誤ったモラルを強いられるようになる。しかし本当のモラルは、雇用を創出できない罪悪のほうにしかない。https://t.co/SWdbBmPy
posted at 13:53:14

https://t.co/rJs2XO6b ちょうどバブルの頃、現代思想はジャーゴンで遊んでいた。しかし本来、哲学とは存在論級の言語遊戯であり、寧ろ健全だったはずだ。それを今や悪者扱いにする風潮が気になる。思想を真に受けて自責に憑かれた世代が、説得のモーメントの罠にかかったようだ
posted at 13:56:27

ところで、國分氏のスピノザ論も、説得のモーメントや自責の克服の言説に見える。この東大理二生https://t.co/Outgp7so の、むしろ柄谷行人のデカルトはスピノザだ、がよく要約できていると思う。説得するより遊戯する。本当の自我性とは、自責の強迫に憑かれていないのだ。
posted at 14:07:10

https://t.co/Outgp7so 存在論級の言語遊戯、神証明は懐疑論者を説得しない。だからデカルトの妥協の産物は、スピノザのような観念=存在論級言語の遊技者のターゲットとなる。柄谷行人もデカルトをターゲットにスピノザ化しようとした。そういう健全が困窮し今や自責の時代だ。
posted at 14:07:56

それは、バブルというより冷戦の終結以降、雇用創出のモラルが崩壊し、ついには生活困窮者の保護のモラルに矮小化した自責の時代に、思想を真に受ける人々が続出しているという事態だ。彼らは観念論をたぶん真逆に捉えるはずだ、何かを説得されたがっているからだ。
posted at 14:12:39

冷戦後、雇用されない人々は、存在論を懐疑し、道具を作るためには先行する道具がいる、という哲学の無限ループ、つまり懐疑論に陥った。それがモラルを自分に適用し自責に囚われる人々だ。そういうものは単に自我とは呼ばれない、それだけだ。彼らは文学も哲学も自己啓発書のつもりで読む。
posted at 14:23:51

おそらく、バブルや冷戦後などの一過性の出来事に普遍性を適用するのは無意味だ。それにもかかわらず、彼らはモラルの問題だと思っている。あるのは雇用されないモラルではなく、雇用しないモラルという状況だけだろう。
posted at 14:26:51

バブル時代には、哲学も文学も、存在論級の言語遊戯だった。それは労働としての近代がそこそこ潤っていたからだ。柄谷行人を見ればよく分かる。それが崩れると、とたんに言語遊戯は懐疑論に取って代わられる。だから國分功一郎氏のスピノザの方法が、このタイミングの言説なのだろう。
posted at 14:31:24

自分が悪いという自責する雇用されない人々は、読書に自己啓発しか期待していない。彼らの言う懐疑論は実は懐疑論にもなっていない。だから最近の受験国語では、ほとんどその問題ばかりが出題される傾向にある。誤謬は正される必然性があるからだ。https://t.co/AEERalYd
posted at 14:34:19

雇用されない人々の自責の歪んだモラル観に乗じてるのがご存知ブラック企業だが、松下幸之助のような人こそhttps://t.co/dLy0c8wR と根性論しかいわない。まあ対立項は天才より平凡という文脈のはずだが。このように雇用創出者の側にモラル、いや哲学がないというだけの話。
posted at 14:41:58

はっきりいって、モラルのない松下幸之助のようなブラックな人々に、平凡がいいよ根性を出しなさい、と言いくるめられて、雇用されないのは自分が悪いと自責の念に憑かれるというのは、国語教育の側から見ると読解力=国語力がない、というのと一枚岩。そういう話。
posted at 14:47:46

生活保護の問題も、国内に家族のいない、扶養者のいない外国人が貰いやすいという(本当かどうかしらないが)話が浮き彫りにするように、家族なら扶養という負い目を感じさせて、ますます自責の念を煽られるんだろうね。よからぬことだね。(・・;)
posted at 16:22:16

(近代=)労働と背反した(自然との共生)という過去問 http://t.co/bGAZjrBP を理解させるために使ったホワイトボードの図のメモ http://t.co/jsBIGahG
posted at 19:48:52