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関内ファーラウトで至福の腹芸

2007.05.26

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昨夜は、マイミクでドラムのAda-adAさんセッティングのライブで、関内ファーラウト。

ファーラウトは、ジャズボーカルのバイブル本の著者でピアノの村尾陸男氏が数年前に始めたライブハウス。ビンテージシンセのショップの吹き抜け二階にある。

ライブのメンバーは

末広和美(vo)
大本 薫(fl)
村尾陸男(p)
津曲将成(b)
安達尚之(dr)

到着すると、末広さん、津曲さん、安達さんがすでにセッティング中。ピアノは、調律師がきて調律中。マリーをはじめ、ほとんどの店が、ピアノをめったに調律しないのだが、ファーラウトはピアニストがオーナーとあって、頻繁に調律するらしい。

リハは、ボーカル曲のエンディングをざっとやって、終わり。わたしがフロントのインスト曲は、いつもどおりぶっつけである。まあジャズなので・・・。

村尾さん、けっこう気難しそう。どうしよう。とおもっていたのだが、1セットはじまって、わたしが乗り始めると、吸い付いてくるようなバッキングをつけてくれる。これは気持ちいい。

1セットで、AdaさんリクエストのFreddie Hubbardの名ワルツUp Jumped Springではじまり、ボーカル3曲をはさんで、I Love Youで40数分。ちょっとこじんまりとまとめてしまったかな?

http://www.usako.info/LIVE/20070525_summertime.mp3

30分ブレイクして、2セット目、お客さんののりもよいので、十八番のバラードLover Manを。このLover Man、わたしが珍しく、極度に横隔膜をコントロールする抑えた奏法を展開。この腹芸(腹を息を引っ込めバウンドさせる奏法)は、わたしもよほど乗ってるときでないと飛び出さない。

http://www.usako.info/LIVE/20070525_loverman_s.mp3

最後にやはりAdaさんリクエストのCaravan。フルートでこの曲フロントするのはじめてかもしれない。

この2セット後半は、わたしが極度に集中したせいで、おわって軽い脳震盪状態というか、頭痛っぽくなってしまったほど。

Zuckyさん、かんとくさん、チョットベーカーが、いらしていたので客席へ。ちなみに、フルハウスではないが、フリーのお客さんふくめけっこう客席うまっていました。フルートのこういう演奏は、おそらくあまり聴けないのでしょう、うけもよかったようだ。

ライブの日は、飯を食わないことが多いので、腹芸の後はどっと腹がへって、ボンゴレをオーダー。美味でした。その頃になると、村尾さんが、人懐こそうな笑顔で、会話をしてくださる。よかった!

3セット目は予告どおりのセッション、ボーカルの末広さんの旦那さんがテナーをかかえてきてらっしゃる。彼はディズニーランドでずっとプロ奏者をしていたそうだ。

彼とチョットベーカーさんに、セッションフロントをお願いし、やはりファーラウトにはじめていらしたというタウラさんに、ピアノがチェンジ。

タウラさん、いやー絶妙のピアノで、これはうれしい。たまらないヴォイシングとアウトとタイム感だ。こんどライブをお願いすることに・・・。わたしもしばらく休んだので、最後に、インプレッションとブルースで酉。

Adaさんの車で、Zuckyさんとチョットベーカーさんをおくり、Adaさんと4時過ぎまでデニーズで談笑。いやお疲れ様でした!

ファーラウト、適度に広く、開放的で、演奏中、音をモニターしやすくすごくよかったです。しふみんもいるし、ねじろにしたくなったぞ、と。