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初歩からのジャズフルートレッスン
コード奏法の初歩(入門)〜ジャズフルートスタイル指導(上級)
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■ジャズフルート基礎レッスン。フルートの基礎が一定以上ありジャズが始 めての方、具体的には譜面のないコードのみでのアドリブが始めての方を対象とします。
■ジャズフルートマスターレッスン。コードのみでのアドリブが、多少できる方で、ジャズフルートらしいスタイルの確立を目指す方が対象ですが、とくにジャズ上級者に限りません。趣味でジャズフルートをという方でも、楽しく上達できます。
■音大ジャズ科受験コース。 各音大ジャズ科に、フルートで受験する方のための、集中レッスンです。
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アドリブができなくて当然
フルート奏者にとって、ジャズがまず難しく感じられるのは、譜面のない演奏、つまりアドリブ=即興演奏であるという点に尽きるのだそうです。
わたしは個人的に小学校5年ぐらいから、当時毎日のように聴いていた、マイルスやリーコニッツやコルトレーンといったジャズを、いわば耳コピするのが、即フルートの練習だったため、意識したことがなかったのですが、たしかにそんな奇行に走ったことのない人にとっては、譜面がない演奏というのは想像もできないのかもしれません。
日本の管楽器人口の中で、おそらくフルートが一番人口が多いはずです。しかし、99パーセントの人が、クラシック的に譜面だけの音楽をやってしまう、というのが原因なのかもしれません。
フルート以外の楽器、ホーンに限らず、ギターやピアノの人には、常識となっていることが、フルートの生徒さんだけには、通用しない、ということがよくあります。それほど「フルート音楽教育」は、日本ではかなり偏っているようです。
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管楽器奏者にとってのコード理解
たしかに、メロディー楽器である管楽器奏者にとって、アドリブに必要なコードの理解は難しく見えます。もちろん、ピアノでコードが理解できているにこしたことはないないのですが、実際には、管楽器奏者は、あるツボを意識することで、アドリブをしているに過ぎません。
たとえば、コードネームがありますが、管楽器奏者は、その記憶で難儀するようです。しかし、ジャズ奏法にとって、コードネームとは、ベースのルートの指定に過ぎないのです。
さらに、コードの構成音は、二つのパターンしか原理的にあり得ません。それは、ドミナント7thコードと、そうでないコードという違いだけです。
管楽器でのアドリブだけを考えるならば、コードはむしろ、こういう理解でよいはずです。コードの可能性は確かに無限なのですが、細かい例外項目は、コードトーンにぶつかるアプローチノートをハーモナイズする、ビックバンドアレンジの場合や、ピアノでのヴォイシングの場合に限られます。
言い換えれば、アレンジャーを目指すならば、その専門教育を、並行して受けなければならない、というだけです。
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音使いという一番多い質問
ジャズが初めてで、あまりジャズも聴いたことがない、というフルーティストの方に「スケールを知っているだけでは途方に暮れてしまう、実際にはどの音を意識的に使うと、アドリブになるのか? どの音からはじめるものなのか?」という質問を受けることが最も多いです。
これはフルート特有の問題のようで、サックスやギターといった他の楽器では、模範となる演奏をきいて、どういった音使いをするものかに、おのずと迷いがなくなるのですが、フルートでは模範となる演奏が少なく、書き譜に頼ってしまうためと思われます。
日本のジャズスクールでは、先生からもらったアドリブの書き譜を練習したり、フレーズ集を覚えたり、その応用で自分でアドリブの譜面を作曲したり、という指導法が普及しているのだそうですが、この方法でジャズができるようになったフルーティストをわたしは見たことがありません。
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Jazz Flutismレッスン
Jazz Flutismメソッドでは、前述したように、まずコードネームのアドリブに必要な整理の仕方を学び、コード進行の最もシンプルな把握の仕方を教授します。その上で、ジャズが音楽的に万能になった秘密である、最もシンプルな音使いの考え方を、しっかり練習していただきます。
このツボさえ覚えれば、あとは自分で出すべき音がすぐにわかるようになり、アドリブ譜に頼ったり、どの音からはじめるのがアドリブなのか?といった、フルーティストに特有な初歩的な段階から、一気にアドリブを自分のものにすることができるようになります。
続いて、コードにはドミナント7と、そうでない系の二種類しかないわけですが、それを実際の八分音符以下の単位で、アプローチノートとして体感し、ビートの表裏で、可能な音使いを、自然に身につけていきます。
フルートの特性上、一番苦労する、ONノリやOFFノリ、縦ノリや横ノリ、といったグルーブの仕組みと、フルート特有のアティキレーションの関係を、エクソサイズしていただきます。
これにより、日本のフルーティストによく見られる「たらったたたたたー」といった、ジャズのフレージオロジーとしてはありえないアティキレーションを克服していきます。
平行して、リズムトレーニングの方法、スケールやパターンの練習法を、徐々に見直して、グレードアップしていきます。
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音楽の完成型ブルースを基礎とする
もうひとつ、ジャズというか音楽の基本は、ブルース形式で完成されています。
たしかにブルースは黒人の民俗音楽という認識が一方にありますが、ブルースの3コード形式は、西欧平均律音楽の機能和声システムである、トニック、サブドミナント、ドミナント、という3要素を、最高のバランスでレイアウトした、音楽の理想型です。
だからこそ、ジャズ以後、ロックミュージックがこれほど影響力のある音楽になれたのです。ロックンロールの基本は、ジャズの12小説ブルース形式です。
このブルース形式を、スケール練習の代わりにできたとき、一人前のフルート奏者になった、ということができるとおもいます。
以降、さまざまなコードパターンを持つ、スタンダードを克服していきますが、つねにClassic
Flutismによる悪いアティキレーション(フレージング)になっていないか、レッスンしていきます。
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フルートではフレーズからアプローチしない
サックスやピアノなど、いわゆる「ジャズの主流楽器」では、モダンジャズ以後のコードによるアドリブのマスターするためには、フレーズを覚えるというレッスンが主流です。とくに、ビパップを学ぶためには、パーカーフレーズを覚える、というのが早道といわれています。
しかし、フルートでパーカーフレーズをそのまま吹くと、フルート固有のアティキレーションの考え方と、明らかに矛盾してしまい、その結果、明らかに弱く聞こえてしまうものです。つまり、パーカーフレーズをそのまま吹くと、フルートではかえって「ジャズらしさ」が感じられなくなり、結局は、アドリブの自由度が奪われていきます。
これが、フルートが「ジャズ楽器」に、なかなかなりにくかった、具体的な原因だと、わたしは思います。
そのため、フルートでのアドリブのマスターは、まったく別のアプローチをしていきます。根気よくレッスンしてください。
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上達はある程度気長に
楽器を習い始めると気短な性格が直る、とよくいわれます。性急な上達は、なかなか望めないからです。しかし、それは無理のある練習法をとっているから、余計に上達が遠のいているだけかもしれません。
また、レッスンのときだけ練習し、普段の練習をしない、だから次回のレッスンでも、まったく上達しない、という方もおられます。これは楽器一般に共通ですが、楽器の上達は、あくまでも自主練習の方法の確立です。
しかし、なかなか自主練に多くの時間を割けない生徒さんのために、効率のよい日課練習と、レッスン中での、一歩ずつの上達を目指していきます。
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ジャズはクラシックより簡単ですか?
ジャズはクラシックより簡単ですか?という質問をよく受けます。しかしその根拠は何なんでしょう?
たしかに、フルート音楽の世界観は広いとは言えません。まるで、激動の20世紀のずっと以前に時間が静止してしまったような音楽観から、軽音楽なら簡単なはずだ、と見えてしまうのかもしれません。
だとしたら、とても不幸です。そして、ジャズの上達を妨げるメソッドで練習をして、後になってジャズは難しい、と言い出すのです。こんな不幸なことはありません。
その間違ったジャズフルートの方法を、きちっと整理していく。それがJazz Flutismという、フルートと音楽にとって、最も自然なメソッドなのです。
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サックス奏者のフルート入門
フルートがジャズに登場したのはサックスの持ち替え楽器でした。しかし意外なことですが、フルートとサックスに、フレージング上の共通点はあまりないのです。
上述しましたが、たとえばパーカーなら、むしろガレスピーのコピーのほうが、よほどフルートになじみます。おそらくサックスのコピーより、トランペットのほうが、アティキレーション的にも、音域的にも、感覚的に近いものがあるのです。
また、フルートにはサックスのフレージングを特徴付けるハーフタンギングという感覚が通用しないことも、大きなちがいかもしれません。
そのため、サックス奏者が独学でフルート入門して挫折してしまう、というケースが結構あり残念です。
もちろん、フレージングどころか、アンブッシャーや発音の方法からして、サックスとフルートに共通点は、ほとんどありません。唯一、木管楽器として運指システムが似ているようですが、木管の中でフルートだけ、左手親指の役割がちがったり、意外とゼロからのスケール練習が必要になってしまう、といわれています。
そのため、サックス奏者のための、フルートジャズ入門とブラッシュアップレッスンを行っています。お気軽にご相談ください。
教室システムの詳細は、教室システムのページをご覧ください。
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